本部理事会企画
日中鍼灸学術交流会
「日本と中国、浅鍼はどう違うか」
The academic exchange of Acupuncture between China and Japan
“How difference of shallow or skin needling between two countries”
急なご案内ですが、中国で鍼灸臨床を行っている先生方と日本の鍼灸臨床の先生方が学術交流会を開催することになりました。10月15日(日)夕方の時間ですが、どなたでも参加できますので、ご希望の先生は奮ってご参加下さい。(会の進行は日本語で行います。中国語は、会場で日本語に逐語訳されます。)
今回の訪日団の先生方は、臨床家が中心で、浅く刺す鍼の技術、セオリー等、それらの手法を実際どのような場面で活用されているのかを知りたいという希望を持っておられます。そのような要望に対して、日本伝統鍼灸学会として、具体的に日本の技術の披露と考え方を実演し、中国側にも中国で行われている浅鍼の具体例を示して頂き、その上で、日中相互の意見交換を行い、理論と技術を互いに理解するとともに、今後の日本と中国の学術の相互交流を推進したいと考えています。
日時:平成29年10月15日(日)16時30分~18時30分
場所:石川県立音楽堂 邦楽ホール(1F)
主催:日本伝統鍼灸学会
後援:セイリン株式会社
司会:斉藤宗則先生(国際部・副部長)
日中語通訳:タン・ユ(セイリン株式会社)、ギ・シェン(セイリン株式会社)
実技(50分)
日本と中国で行われている浅鍼(あさばり)をお互いに実技披露し合う。
日本側:浅鍼治療(毫鍼、鍉鍼、円鍼、皮内鍼、円皮鍼等):25分
●皮膚に応ずる鍼
接触鍼による本治法と皮内鍼法 小野博子 東方会事務局長
●皮膚・肌肉に応ずる鍼
皮膚鍼と刺入鍼による散鍼法 戸ヶ崎正男 和ら会代表
●特殊鍼による 皮膚・脈・肌肉に応ずる鍼
鑱鍼法・鍉鍼法・円鍼法 関 信之 刺絡学会理事
中国側:浅鍼治療(皮内鍼等)の実技披露:25分
●発声療法における円皮鍼治療の臨床効果
梅祥甠 Mei Xiangsheng 河南中医薬大学第一付属病院、耳鼻咽喉科、
●横隔膜痙攣(しゃっくり)における円皮鍼の臨床応用
韓 学江 Han Xuejiang 北京普仁医院 中医科 主任
講演と意見交換(30分)
日本側と中国側の上記実技の解説と浅鍼理論(日・中:各15分)
日本側:皮内鍼法について
形井 秀一 筑波技術大学
中国側:浅刺療法の理論
海 英 Hai Ying 遼寧中医薬大学附属病院 主任
意見交換(40分):参加者全員
アンケート調査:参加者全員に終了後アンケートをお書き頂きます。