ご挨拶
第46回日本伝統鍼灸学会学術大会(大阪大会)
第27回日本刺絡学会学術大会併催のご案内
今秋、 大阪府茨木市の地で第46回日本伝統鍼灸学会学術大会および第27回日本刺絡学会学術大会を開催させていただ<ことになりました。 本学術大会は、 日本伝統鍼灸の確立に向けたこれまでの大会の成果も踏まえ、 あらためて多様な日本伝統鍼灸に通底する日本鍼灸のアイデンティティを探る大会にしたいと、 特色あるプログラムを企画し、 準備を進めております。
併せて、 平成30年は、 日本鍼灸のルーツとも言える今新流の流儀書 『針聞書』の編纂450周年に当たります。 編纂者の居住地であった大阪府茨木市は15〜16世紀の戦国時代には鍼灸の要所であったと推察されます。 『針聞書』はハラノムシで一躍有名になりましたが、 ハラノムシに象徴される日本人の思考、 文化、 当時の時代背景から現代に至る歴史を紐解き、 現代日本に受け継がれてきた日本鍼灸をダイナミックに捉え直す機会にできれば幸いです。 市制70周年の茨木市、 そして立命館大学白川静東洋文字文化研究所から共催のご支援をいただき、 立命館大学大阪いばらきキャンパスと立命館いばらきフューチャープラザという素晴らしい会場で学術大会を開催できることになりました。
本学術大会が色々な意味で鍼灸の工ポックとなることを願っています。
多くの方々のご協力とご支援に感謝し、 実行委員 一同、 みなさまのご参加をこころよりお待ち申し上げております。
第46回日本伝統鍼灸学会学術大会 会頭 井上 悦子