jtams 日本伝統鍼灸学会 第43回学術大会 東京大会

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jtams 日本伝統鍼灸学会 第43回学術大会 東京大会

ごあいさつ

会頭挨拶

43回 日本伝統鍼灸学会学術大会・総会(東京大会)開催にむけて

第43回学術大会会頭 宮川 浩也

記念すべき第40回にあたる2011年に、本会と全日本鍼灸学会共同で、「日本鍼灸に関する東京宣言」を提出しました。その後の、第41回・第42回学術大会では、「日本伝統鍼灸の確立」をテーマとして、「日本伝統鍼灸」の輪郭を浮き彫りにする取り組みをしてきました。そして今回行われる第43回学術大会もその延長線上として、「よみがえる 江戸」をサブテーマとし、日本独自の鍼灸が形成された江戸時代の鍼灸の実態を探ることで、「日本伝統鍼灸」の淵源をより明確にしたいと考えました。
特別講演や教育講演、実技発表も、江戸時代の鍼灸研究をご専門とする諸先生方に依頼し、研究発表も江戸時代を研究テーマとするなど、大会全体が一丸となって江戸時代の鍼灸再考の場となるような企画を考えました。

その一部をご紹介いたします。
特別講演は、北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部の小曽戸洋先生。日本医史学会の理事長を務めるなど、医学史研究の第一人者です。『漢方の歴史』『鍼灸の歴史』(近著)などのご高著があります。
教育講演は、森ノ宮医療学園専門学校はりきゅうミュージアム研究員の長野仁先生。江戸時代の鍼灸研究の第一人者です。『鍼灸OSAKA』に毎号にわたってご研究の成果を発表されています。
実技講演では、夢分流の打鍼術をご研究をされている藤本蓮風先生、杉山流の管鍼術をご研究をされている大浦慈観先生、江戸時代に使用されていた三稜鍼、員利鍼等のご研究をされている石原克己先生にお願いいたしました。

また、本大会では「課題研究発表」という新たな試みをプログラムに取り入れました。江戸時代の鍼灸に関する調査を課題として、当日30分間の時間の中でその成果を発表してもらいます。学会誌『伝統鍼灸』への論文発表も課題とされていますので、必ずや「日本伝統鍼灸の確立」が開花結実するものと期待しています。
こうして会頭あいさつを書いているだけで、楽しみがどんどん膨らんできます。どんな発表が出てくるのか、江戸時代がぐいぐい近づいてくるようです。
講演内容も、日程も決まりましたので、みなさんのスケジュールには、「2015年10月24日・25日 日本伝統鍼灸学会学術大会に参加」と書き込んでおいてください。
第43回大会開催に向けて、実行委員一同、鋭意準備中です。講演者の演題や課題研究発表者が決まりましたら、第2報以降でご案内いたします。引き続き、ホームページのチェックをよろしくお願いいたします。

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